ワンルームからそこまで

よわいオタクの生産性のない壁打ち

開けてはいけないパンドラの箱

こんなこと誰かに言ったら軽蔑されそうだからここに書き込む。どうぞ軽蔑してください。

 

 

 

あなたは推しが好きですか?

 

私は好きです。

リアコ的なアレとかは少し違うけど、好きでなければ一生懸命働いて稼いだ金をこんなに使ったりしない。

好きの種類はファンによって様々だけれど、きっとみんな好きだと思う。

 

では、あなたの推しはあなたのことを好きですか?

 

別にファンを恋愛対象としてみているかではなく、推しに気に入られてるかどうかの話だ。

これは推しじゃないとわからない。 

でも、やっぱり応援するなら気に入られたいですよね。

 

私は少なくとも、推しのオキニではないことははっきりしている。

私の推しはファンみんなに優しいように見えるけど、よく観察するとオキニがとてもわかりやすい。

だってカーテンコールの時、あんなにファンの目をしっかり見てにっこり笑うから。

まあしょうがないか、推しも人間だしオキニとかあるよね。

たまたま見た先に自分のファンいたらファンサしたくなるよね、わかる。

 

 

 

 

 

いいな。

 

いいな。

 

いいなぁ。

羨ましくないわけない。

だって同じお金払って入って、私よりずっと後列にいる人にファンサしてるんだから。

確かにその日は最前取れなかったよ。

2列目だったけど、でも真ん前だよ?

見ててわかったけど推しさん少なくとも最前客と8列目くらいの上手側と、5列目くらいのセンブロ下手ファンと目合わせてにっこりしてた。

私も少し目があった気がするけど、スルー…

あれ、そういえば前回のイベの時もなんか対応雑だったような…

 

あっ

私って、もしかして

 

オキラ……?

 

なんてね。

流石に被害妄想であってくれ。

暴れたりしないし出待ちもしないし、なんならマナー厨なところあって現場行きづらいくらいだから。

きっと意味なんてない。気にしたら負け。

私なんてまだ歴も浅いし、顔覚えられてると思ってたけどそれ自体勘違いだったかもしれない。

たった数十回通って一回もファンサ貰えなかったからって落ち込むのはまだ早い。

そもそも舞台を観に行っているのであって、ファンサ貰いに行ってるわけじゃない。

ああ、そういえば私最近小顔エステ行ったんだよね。顔小さすぎて見えなかったかもね。

 

そう言い聞かせつつも、電車の中でひたすらGoogleの検索窓に

“認知  オキラ”、“オキニ”、“干され”

打ち込みまくった。

 

もともとオキニになりたいなんて高望みはしていなかったし、オキラにならなきゃいいやというスタンスだった。

私はどんなに身なりに気を使ってもやっぱり可愛くはなれないから、せめて嫌われないように、ひっそりと。聞き分けのいいファンでいようと。

でも、あんなに特別対応して貰ってるのを間近で見たらオキニになりたいと思ってしまう。

私が推しを一方的に見に行ってるはずなのに、最低なことに少しでもこちらを見て欲しいと思ってしまう。

ああ、私嫌なファンだ。

きっとこれは抱いてはいけない感情だった。

 

 

ごめんね。